特に力を入れて取り組んでいる事件を紹介します。
相続・遺産分割
相続問題は、関係者が多数いたり、遺産が多額にのぼったりする場合には深刻化しやすい紛争です。もちろん、的確な遺言書を作成することでそれらの問題を回避することはある程度可能ですが、残念ながら、遺言書が存在しなかったり、遺言書があってもその内容が関係者の納得を得られるようなものではない場合には紛争が発生してしまうことが多々あります。
そして、いったん発生してしまった相続問題を解決するのは容易ではありません。被相続人の生前に相続人がどのような利益を得たかなど、かなり昔の事実関係が問題になることも多いですし、遺産の評価、遺産分割の前提問題、遺言の効力、遺留分、寄与分等争点が複雑になるケースもままあります。
また、関係者同士の感情的なもつれが、より問題を深刻化させます。
当事務所では、そのような相続紛争に関しても、事実の調査を粘り強く行い、法律・判例に関する十分な調査・検討をもとに、早期、的確な解決を目指します。
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関西学院大学の「法と政治」に掲載した論考「持ち戻し免除の意思表示に関する一考察」
亀井が法科大学院教員を務めている関西学院大学の紀要「法と政治」73巻4号(2023年2月)に、自らの経験も踏まえて執筆した「持ち戻し免除の意思表示に関する一考察」が掲載されています。
解説編でも説明しました遺産分割における特別受益制度に関して、被相続人が特別受益の持ち戻し免除の意思表示をしたと評価されるのはどのような場合かについて、実務を踏まえて突っ込んだ考察をしています。是非ご一読ください。
共同出版本『法的交渉の技法と実践』に掲載した論考の一部(抜粋)
2016年8月に共同執筆で出版した『法的交渉の技法と実践』の中で、亀井が自らの経験も踏まえて「遺産分割交渉」の章を執筆しています。
遺産分割事件で、依頼者の方とどのように寄り添い、どこにポイントを置いて解決に結び付けていくのかを、弁護士としての姿勢も交えてわかりやすく説き起こしていますので、是非ご一読ください(ただし、暫くの間は途中までの掲載となります)。
交通事故
被害者の方の一番の願いはお金ではなく、原状回復です。「事故前の身体を返して欲しい、そうすればお金なんていらない」という方が大部分なのではないでしょうか。
しかし、残念ながら、交通事故の被害者の方の救済は、現在「損害賠償」という「お金」でしかなされないのが現状です。
交通事故の損害賠償においては、訴訟、交渉における賠償金額の定型化が他の分野よりかなり進んでいますが、それでも判例や医療技術は日進月歩であり、それらを十分に把握しておかない限り、よりよい解決はなかなか望めません。
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アスベスト被害
アスベスト被害は、史上最悪の社会的災害と言われており、誰が被害にあってもおかしくありません。どこで吸ったか、いつ吸ったかもはっきりわからないまま、数十年以上も経ってから発症することも珍しくありません。アスベストによる病気【労災保険による補償対象は、中皮腫・肺がん・石綿肺(じん肺の一種)・びまん性胸膜肥厚・良性石綿胸水】と診断された方・遺族の方の多くは、闘病生活だけでも大変なのに、なぜこんな苦しい病気にかかったのか、どうしてアスベストの危険性をもっと早くに教えてくれなかったのかと、理不尽な思いを抱えておられます。
当事務所では、そのような被害者・遺族の立場・心情に寄り添いながら、丁寧にご相談にあたります。
とりわけ兵庫県は、石綿工場に関わる被害だけでなく、港湾、造船所、鉄鋼所やその関連企業におけるアスベスト被害が多い地域です。また、全国的にアスベスト被害が最も多いのは建築作業従事者の方々です。アスベストによる病気は診断が難しく、石綿肺なのに間質性肺炎と診断されたり、アスベストによる肺がんかどうか吟味されることなくタバコが原因と片付けられてしまったりしたために、補償・救済を受けられていない方も多数おられます。
過去にアスベストを取り扱う作業に従事し、アスベストによる病気と診断された方あるいは咳や痰、息切れなどの症状がひどく心配な方は、どなたでもお気軽にご相談下さい。全国の最新情報をもとに、丁寧かつ的確にお応えします。
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不動産トラブル
ご相談事案によっては、一刻も早く手続を開始すべき場合もございます。当事務所では、最短でご相談頂いた当日より手続に着手させていただきます。
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医療事故
医療事故裁判では、弁護士が医学的事実と問題点(病院や医師の過失)を理解し、裁判官に分かりやすく説明することが不可欠です。そのためには、カルテや画像、医学文献を収集して丹念に読み込み分析する、専門医を探してレクチャーを受け意見書の作成を依頼する、患者側の認識している事実経過を時系列に沿って細かく聴き取り整理する等、徹底した医学的調査が必要であり、これらは時間と労力と根気を要する作業です。
当事務所では、日頃から丁寧な事件処理を心がけており、医療事故裁判についても同様です。
医療事故の法律相談に来られる方の多くは、最初から裁判を望んでおられるわけではありません。裁判に至らずに交渉で解決する場合もあれば、医学的調査の過程で様々な事実が明らかになり、病院や医師に対する不信感が解消される場合もあります。初回の法律相談では、事実経過の概要をお聞きした上、医療事故の事件処理の手順や費用(弁護士費用の他、相当の実費が必要となります)をご説明します。
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成年後見
高齢化社会に突入し、自らの財産を自分の思うように十分管理できなくなるケース、その結果、悪質業者や一部の親族などに財産を好きなように費消されてしまうケースなどが増えてきています。
そのような事態を防止するためには、財産管理が必要になった時点で、公正中立な第三者が、本人の利益、気持ちを第一に考えて財産を厳格に管理し始めることが必要です。法はそのためにいくつか対処法(財産管理契約、任意後見契約、法定後見等)を用意していますが、それらは一般に十分には知られていませんし、当事者の方々にとっては、どこにどの様な相談をしたらいいのかすらわからないことが多いものです。
当事務所ではそのようなご心配にお答えすることができます。
債務整理(借金問題)
人により理由は様々ではありますが、いったん多重債務状態に陥った場合、そこから独力で抜け出すのは至難の業です。早めに専門家に相談しておきさえすればと残念に思う事例も少なくありません。
特にサラ金との取引期間が長い人の場合、利息制限法による引き直し計算さえすれば、債務が大幅に減ったり、場合によっては過払金が返ってきて一気に状況が好転する例もあります。
そもそも「債務整理」の本当の目的は、単なる目の前にある借金の整理ではなく、その人の経済的更生、要は今後借金をせずにやっていけるようにすることです。当事務所はそのような経済的更生のお手伝いをしたいと考えています。
また、債務整理はある程度定型化された事件であることは確かですが、その人の経済的状況、負債を負った経緯等について的確に分析し最適な方針を選択することはそれほど簡単なことではありません。法制度に関する正確な知識、債権者との交渉のノウハウ、同種事件の経験等が必要となります。
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法人の方に関する取扱事件
会社経営ではさまざまな法律問題に出会います。取引先との契約、支払を巡るトラブル、会社の知的財産の管理と保護、コンプライアンス問題等々。大事なことは、トラブルになってからでは遅いことが多い点です。平素から、物的・人的投資や営業などの攻めと同時に法的なガードを固める守りが今日では大切です。どのようなリスクを見越してどう対策を立てておくか、どのような文書や記録を作っておくのか、1つ1つのマネージメントは万全にできていますか?
私たちはこれらのリスク管理に関して法的な視点からアドバイスをすることの専門家です。弁護士にいつでも気軽に相談していただくには顧問契約という方法もあります。もちろん、トラブルになってからの法的な対処にもベストを尽くします。
また、中小企業特有の問題として、後継者への承継の問題があります。会社の正確な評価、商法などの法的検討、相続などがからむ難しい問題です。これら様々な面でお役に立つことが可能です。
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以上のほかに、一般民事事件、刑事事件についてももちろん取り扱っております。また、各弁護士が特に力を入れて取り組んでいる分野もあります。
詳しくは、各弁護士の自己紹介をご参照ください。
上記の取扱事件はあくまで一例です。当事務所では上記事件以外にも、多方面にわたる事件を取り扱っております。
どのような問題でも、まずは当事務所までご相談下さい。